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第40回 トラップ





世の中にはいろいろな罠が張り巡らされている。

特に恋のトラップには要注意。

大人、子どもにかかわらず全世代対応型の罠で、
通称、恋の落とし穴と呼ばれ、
それにひっかかることを、
形容して恋に落ちると言われています。

落ちてしまえばなかなかあがってこれない、
あがり目のない恋のすごろく。

盲目だからゴールが失恋ということに気付けないまま、
何回も何回もせかすようにサイコロを振り続ける。

女性最大の発明は恋のトラップであり、
男性に叶わぬ恋という最大の悲劇を生んできたのもこの罠。

捕えた獲物は生殺しとなる。

最近、生殺しの目にあっているだろう友人に接触することができた。
彼は、ある木村カエラ似の女性に恋心を抱いているという。

さまざまなアプローチをスルーされた果てに、
セカンドステージには進めないことに気付いた彼が、
導き出した答えは告白だった。

彼の穴は深いと思った。

と同時にあがり目のないすごろくのあがり方が分かった。
それは、告白というリタイア宣言だ。

次の日、告白を終え夢も希望もない顔でデニーズに現れた彼は、
「これだから、恋ってやめられないんだよね」とつぶやき、
もくもくと頼んだメニューを平らげていた。

コクリコ坂から転げ落ち、
耳をすませば彼女の声が、
聞こえるたびにおもいでぽろぽろ。

失恋から何度も立ち上がる彼に、
恋に落ちた武者、落武者を感じた。

文/北村
イラスト/菊池


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